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「近居」「教育」。おばあちゃんへの期待値が高い!

高齢化社会の家族のあり方の形の一つとして

「近居」という言葉が人口に膾炙して久しい。

「近居」とは、比較的気軽に行き来ができる近さに

「親世帯」と「子世帯」が暮らす形。

お互いがサポートしあい、交流を楽しめる暮らし方を意味し、

車や電車、自転車、徒歩など交通手段を問わずに、

概ね約30分以内で移動できる近さを指すらしい。

 

内閣府の調べに拠れば、祖父母との近居を

理想的な家族の住まい方だと考えているのは、全体の約32%を占める。

これは3人に1人の割合に上る。(図1.)

図1

興味深いのは、どちらの親との近居を望んでいるかということ。

夫・妻それぞれに自身の親との近居を理想と考えてはいるが、

妻の親との近居を理想とする夫は、9.3%に過ぎない。

一方、自身の親との近居を理想と考える妻は、

18.7%とほぼダブルスコアになっているのだ。

ひところよく喧伝された「一卵性親娘」の残滓が

いまだに残っているようでもある。

図2

図2.は、「子どもが小学校に入学するまでの間、

子どもからみた祖父母が、育児や家事の手助けをすることが

望ましいと思うか」という問いへの回答。

「そう思う」と答えた人は、全体の8割近くに上り、

祖父母のサポートを頼りにしていることが窺える。

この傾向は夫も妻もそう差があるわけではない。

 

ではどのようなサポートが期待されているのかを

示したのが、図3.のデータ。

高いスコアを示しているのが、

「子どもの話や遊び相手をする」

「子どもに自分の経験や知恵を伝える」

「生活上のしつけをする」

祖父・祖母ともにトップ3にランクされた。

「教育者」としての役割を大いに期待されているわけである。

図3

 

総じてどの項目もおばあちゃんへの期待度が

おじいちゃんのそれを上回っていることが読み取れる。

祖父が祖母よりも期待されている項目は、

「保育所・幼稚園などの送り迎えをする」

「子どもを入浴させる」

「おもちゃ・洋服・レジャーなどの経済的支援をする」

「教育費の支援をする」

以上4点に過ぎなかった。

期待されているのは財布と労務提供であることが、

同性としては少し寂しい。

 

日本SPセンター シニアマーケティング研究室 中田典男

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